バイオハザードRE2レビュー

 久々の更新はゲームの批評です。

バイオハザード2は、私の歴代バイオ人生の中で最もプレイ時間が長いかもしれません。

その理由としては、一回のプレイ時間が短く難易度も手ごろ。タイムアタックのルート取りがしやすいなど上手く「型」にハマっていたからでしょう。

で、今回その2がリメイクされると言うことでそりゃあもう楽しみにしていました。以下、プレイをした感想などを述べます。

 

注意! 半分以上が苦言や皮肉になります。ただ、これは個人的な意見であり、開発者や関係者を非難するものではありません。あしからず。

 

いざ初プレイと言うことで、私の中ではPS版のバイオ2のイメージがありましたので、リメイクもどうせ大したことねーんだろ? と思い、ハードコアを選択。

しかしこれがまさしく悪夢の始まりでした。

 

まず、とにかくゾンビの攻撃が強烈。一度噛まれてデンジャー。二回目で死亡。旧バイオ2ではミニゲームでエクストリームバトルって言うものがありましたが、そのレベル3(最高難易度)の設定ですね。あら難しい。でも、これはまだ納得できる内容です。そりゃあゾンビに噛まれるんですもの。普通の人間は一度で死にます。

 

次に、ゾンビが硬い+倒したか倒してないか分からない。

バイオRE2では、初代バイオなどと同じで弾薬にあまり余裕がない作りのようです。つまり、倒すか逃げるか見極める必要があるってことです。でも、いざゾンビに銃弾を使うとハンドガンでも7~10発くらい平気で使います。ヘッドショットを狙って、神頼みでクリティカルが出るのを毎回祈る感じですかね。まぁこれもサバイバルホラーとしては形になっているような気もします。

 

ただ、問題は「逃げる」方法が乏しいこと。

RE2では、カウンターアイテムと言うものがあり、ゾンビに捕まれてもナイフや手りゅう弾系があればノーダメージで逃げることができます。しかし、それがない場合はほぼ噛まれる仕組み。運悪くカウンターアイテムがなく、ゾンビの横をスルーしようものなら、問答無用でゾンビの動きが俊敏となりホーミング仕様で噛まれます。

端的に言うと、ここがクソ。ホーミングしてくるところ。絶対に捕まれます。ゾンビが明後日の方向を向いていても、何故か噛まれます。クソです。

 

リッカーの対処方法が「ほぼ」ない。

バイオ2の名物と言えばこのリッカー。やっこさんは目が見えなくて、物音を立てなければ気付かれない。そんな風に考えて時代も私にはありました。しかも、後半の研究所で出てくるリッカーは出現と同時に動きを止めても気付かれます。逃げようものなら、目の前に回り込んできます。目、見えてるじゃん……。歩いても何故か気付かれることがあるのでストレスを与えてくるだけの存在ですね。同じ盲目ならまだガラドールの方が可愛いです。

 

タイラントのウザさ。

これもバイオ2プレイヤーなら馴染みのあるキャラ。いわゆるストーカーで、なにかっつーと追いかけ回されます。

で、一番納得できないのは、目視されて気付かれるならまだしも、見られていないにもかかわらずプレイヤーのいる部屋に一直線にやってくること。GPSでもついてるのか?しかもさぁ! ゾンビがいる通路やリッカーのいるエリアにも平気で入ってきてコラボ企画するのを止めてくれませんかね? ネメシスはゾンビにもフレンドリーファイアしたのにね……。リッカーもリッカーでなんでタイラントに攻撃しねーんだよ。あんなに足音立ててるのにさ! 盲目なのに敵と味方を区別してるんじゃねーよ。実は見えてるだろキサマぁ!! と言うことがありまして、場合によってタイラントラリアットで吹っ飛ばされたところにゾンビが待機してて即死コンボを食らうことがあります。これぞ、クソの極み。開発者のねじまがった思考が垣間見える瞬間ですね。

 

エイダ編のクソさ。

旧バイオ2では、レオン編でエイダを操作しますが、今回もします。

でも、何だかよく分からないハッキング機械を使って道を切り開いていく謎仕様。

しかも終盤にはタイラントに追いかけ回されながらのハッキングでファッキンと叫びたくなります。探索すらマトモにやらせてくれないんですよねぇ、このゲーム。ほんと、マジで初心者お断りのゲームだと思いましたよ。

 

ボスが戦ってて面白くない。

ううん、これはまぁどのゲームにも言えることではありますが。

レオン編、クレア編どちらもSタイラント、ウィリアム・バーキンと強力なラスボスが控えています。で、こいつらは例外なくスーパーアーマー仕様。Sタイラントはマグナムで一瞬ひるむことがあるにしろ、パターンが掴みにくい駄々っ子爪ブンブン(しかも食らったら一発デンジャー)で襲い掛かってきます。これがクソストレス。しかも無駄に硬いししつこいし時間かかるし倒したって達成感ないし。ノーダメの黄金パターンがあればまだしも、微妙に相手の攻撃の出が読みにくいのが難点。こういうの、止めませんか?

 

ぶつくさ文句を言いつつも、初見ハードコアプレイ結果を報告します。

初プレイ、レオン表:約14時間、セーブ26回。

二回目のプレイ、クレア表:約6時間、セーブ6回。

上記を見ても、二回目でかなり成長していることが窺えます。

でも、死亡回数はレオン編でおそらく200越え(リトライ含む)。クレア編でも50回は死んでる。

 

なんかなぁ、思っていたリメイクとちょっと違うんですよね。

難しいのは良いのですけど、理不尽の一歩手前なんですよコレ。

筋道立てて攻略するのではなく、ただ敵がウザい、うっとおしいだけの作りでひたすら疲れるだけ。

私の場合は初代からプレイしているからまだしも、4や5から入った方にはまずウケないとは思います。ドンパチゲーじゃないからね。

ま、ゲームとしては普通ですね。味のないラーメンみたいな感じ。思い出補正で何とかプレイできると言うレベル。

 

最後に開発者さんに言いたいのは、バイオシリーズ作るのは良いのですが毎回操作変えるの止めてもらえませんかね。統一しろよ全部。

BIOHAZARD RE:2 Z Version  - PS4

BIOHAZARD RE:2 Z Version - PS4

  • 発売日: 2019/01/25
  • メディア: Video Game